あの子が旅立ってから家の中は少しだけ静かになりました
朝起きても聞こえてこない小さな足音帰宅しても迎えに来ないあの姿
毎日のなかにぽっかり空いた“ひとつの気配”に、気づけば胸がきゅっとします
だけどある日ふと気づいたのです
あの子がいつも寝ていた窓辺にやわらかい日差しが落ちていました
あの子が好きだった温かい光
その場所を通った瞬間不思議なくらい心が軽くなっていきました
まるでこう言われたようでした
「ここにいるよ これからも ずっとそばにいるよ」と
思い返すとあの子はいつもそうでした
悲しい日にはそっと寄り添い嬉しい日は一緒に喜んでくれる
多くを語らない代わりにしっぽや体温で“愛してるよ”と伝えてくれる子でした
旅立った今もその優しさは変わりません
姿は見えなくてもあの子が残してくれた温かさは日常のあちこちに息づいています
お気に入りだったクッションのへこみ
ふいに聞こえたような気がする鈴の音
そして、ふっと心が軽くなる瞬間
それら全部があの子からのやさしい約束
「また会える日まであなたを照らし続けるね」というメッセージなのかもしれません
悲しみはゆっくりとしか癒えないけれど
命の終わりは、絆の終わりではありません
今日も窓辺に光が差し込むたび私は思います
ありがとう
我が家に来てくれて愛してくれて
その約束をこれからもずっと胸にしまって生きていきます
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